Image Based Lighting.

イメージベースドライティング。英語ではImage Based Lighting。略称はIBL。

3DCG作品を制作している方には有名かもしれません。しかし、プログラマーにはレンダラー以外の方にはあまり縁はありません。この技術は、最近ではリアルタイムレンダリングにも使用しており、私たちの内輪で盛り上がっています。デモは川瀬正樹氏のrthdriblを見ると一目で凄さがわかると思います。
イメージベースドライティングは結構昔からリアルタイム出来るようになっていた技術で、SIGGRAPH 98にてPaul Debevec氏が発表していました。詳細はRendering Synthetic Objects into Real Scenesを参考にしてください。

…ほとんどの方は英語でわかりませんよね。自分もそうです。わかりません。いろいろ調べたのですが、和訳してる文献なども見つかりませんでした。
なので、今回からイメージベースドライティングについての資料を書いていきたいと思います。毎日前進して、11月30日までにはDirectXで実装目標です。何故11月30日までかといいますと、この日に参考できる資料が書いていそうな本が発売するからです。CG Magic:レンダリングという本ですね。答えを見るだけでなく、実装する楽しみを感じていこうと思っています。


で、次回からいきなり英語の資料を見るのはつらいので、イメージベースドライティングにはどんな技術でどんな特徴があるのか。類似ものは存在するのか、という軽いところから攻めていきたいと思います。

目標は川瀬正樹氏みたいなデモが出来たらいいなという感じです。では、よろしくお願いいたします。