Image-Based Lighting HDRとLDRについて

 Image-Based Lightingには欠かせないのが、HighDynamicRangeImage(HDRI)という画像フォーマットです。HDRIは通常の画像データだけではなく、輝度データが入っています。なぜそういうのが必要なのかを考えていきます。まず、『モニタで色は32ビットカラー(実際には24ビットカラーの1,677万色)では、各RGBが整数8ビット表現(255段階≒102.4)しかない』という点です。これをLowDynamicRange(LDR)といいます。しかし、現実の色のレンジ(範囲)はもっと細かく、広いのです。そこでHDRは16ビットで表現するのが特徴です。
しかし、モニタ上で表現するには結局1,677万色に変換しなくてはなりません。それだと意味が無いと感じますが、違います。情報として持っているだけでお得なのです。たとえば、HDRで使用されるHDRIでは輝いている部分というのが画像データに入っています。その輝いている部分を特定し、木漏れ日などを表現する情報源になりうるのです。(こんな解釈で合っていると思います…)


 詳しくは今回の参照元3Dゲームファンのための「Half-Life 2: Lost Coast」エンジン講座をご覧ください。